知識ゼロからのコインパーキング経営  ~プロが教える成功ポイント~

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コインパーキング経営 施工編

コインパーキングのオープン前に準備しておくこと

更新日:

2019年1月21日

 

計画の立案から始まり工事準備・着工し、やっとコインパーキングが完成、検査もひととおり終了しました。いよいよコインパーキングのオープン日が近づいてきました。さて、順調にオープンにこぎつけるためには、まだ大事なことがいくつかあります。今回はオープン前に忘れずに準備しておきたいことを紹介します。

 

1.挨拶と宣伝

オープンに先立ってまず大切なのが近隣への挨拶です。また多様な媒体を利用して、コインパーキングの新規オープンをアピールしましょう。

 

アピールポイント①

近隣への挨拶は設置工事開始時に済ませていると思いますが、オープン前に改めて近隣への挨拶をすることが大切です。地域の住民や会社などにオープン日やコインパーキングの営業内容(利用方法、料金体系など)を説明しておきましょう。オープン後には、「思っていたよりもエンジンの音がうるさい。」など近隣からのクレームが少なからず出てくることが予想されます。よって、近隣の方と顔なじみになり親密度を上げておくことが大切ですし、苦情の窓口や対処方法についても事前に伝えておいたほうが、いざという時にお互いの立場を理解しあいながら話し合いや対処をしていくことができます。またオープン後も時折近隣を回り、困ったことが起きていないかと耳を傾けておくと、近隣との良好な関係を築くことができます。

 

アピールポイント②

チラシ配布は手配り、各戸へポスティング

「新規コインパーキングのオープンのお知らせ」のチラシ作成は必須です。場所、オープン日、料金体系、セールスポイントなどを記したチラシを作成し、周辺の会社、商店などを中心に直接手配りして、新規コインパーキングのオープンを印象づけることが重要です。近くに建設現場があったら立ち寄って現場の方にチラシを配布しセールスしておきましょう。例えば近隣で高層ビルが建設中の場合は、完成までの数年間、現場関係者が毎日利用してくれる可能性があります。

戸建て住宅やマンションにもチラシをポスティングしましょう。近所と言えども、買い物や通勤でよく通る道でなければ、駐車場の新規オープンは意外と目につきにくいものです。存在を知っておいてもらえれば、敷地内の駐車場だけで足りない場合に来客に勧めてくれる可能性があります。

ただし、最近はセキュリティが厳しく、各戸にポスティングできないマンションもあります。このようなマンションの場合、管理人さんがいれば頼んでみるのもよいでしょう。原則営業はお断りのマンションが大半ではありますが、近隣に駐車場が増えることは居住者にとっては便利なことですので、「マンションの掲示板に貼っておきましょう。」と快く受け取ってくれる管理人さんもいます。

 

アピールポイント③

電柱広告で誘導する

コインパーキングまでの誘導を狙って電柱に広告を出すのも有効な手段です。やたらたくさん設置するのではなく、誘導に適した場所を見極めて電柱広告を設置するのがポイントです。誘導しやすく、かつ目に留まりやすい場所に設置できれば高い広告効果が期待できますが、そのような場所には既に他の広告が掲示されている場合もあります。なお電柱広告を出すためには、広告作成費用と月極めの掲載費用を専門業者に払う必要がありますので、掲載期間や諸費用をよく吟味した上で利用を検討していきましょう。

 

 

アピールポイント④

駐車場検索サイトへ登録しましょう

東京都が運営している「Sパーク」は、駐車場運営事業者に関わらず都内全域の四輪・バイク・大型バスの駐車場を網羅した時間貸駐車場案内サイトです。このサイトでは、地域名や住所で検索すると、あなたのコインパーキングを含め、検索地周辺で登録済の時間貸駐車場がすべて表示されます。無料で登録でき、顧客を増やすためのツールとして使えます。

 

パーキングをお探しならs-park 都内の駐車場検索

https://www.s-park.jp/

 

また、NAVITIMEにもパーキング(駐車場)を無料登録できるページが用意されています。ここにアクセスすれば、すぐにコインパーキングを登録することができます。

NAVITIME

https://inquiry.navitime.co.jp/parking_registration/

 

なお、複数のカーナビに住所、駐車場名などを入力するのが面倒な場合、下記の駐車場データベースに登録すれば、一度に多数のカーナビに掲載することもできます。

最大手IMJ

https://www.imjp.co.jp/contact/service/

 

オープン日が決まりましたら、早めにこれらのサイトに登録しておきましょう。

 

アピールポイント⑤

のぼりの設置でアピールと誘導

「新規コインパーキングがオープン!」の「のぼり」を上げてアピールするのも良い方法です。利用者の邪魔にならない程度に数本の「のぼり」を立てて駐車場全体を目立たせて、新規オープンをアピールするとともに、コインパーキングへの誘導とのW効果を狙います。

 

2.駐車場の最終チェック

 

何事もスタートが肝心です。コインパーキングのオープン日に向けて、駐車場内を入念に総点検していきましょう。オープン当初からトラブル続きなど印象が悪いと利用客の足も遠のきます。

路面の点検


路面に凹凸や段差がないか、穴が開いているところはないかど、枠線にゆがみがないか、出入口に段差はないかなどを細かくチェックしていき、不具合があった場合は早急に手直しをします。車室番号にかすれはないか、「1」と「7」などまちがいやすい数字がわかりやすく表記されているかどうか目視でしっかり確認して下さい。実際に車を運転しながら利用客視線に立ってチェックするのもお勧めです。

機器類のチェック

まず駐車場の全機器類の電源ON・OFFチェックをしましょう。次にロック板の場合は、上昇下降、ゲート機の場合は遮断機の開閉がスムーズに動作するかを調べます。精算機の時刻、年月日の設定を確認した上で、試運転をして動作確認をして下さい。最後に、駐車場の全機器を同時に作動させて最大出力(W数)に余裕があることも確認しましょう。

場内照明の確認

夜間暗い駐車場は物騒な感じがして印象が悪いです。周囲が薄暗くなるとともに駐車内の照明が点灯し、また周囲が明るくなってきたタイミングで消灯するかどうかを確認して下さい。満空の表示灯に文字欠けがないか、見やすい明るさで表示されているかなども、朝昼晩と時間帯を変えてチェックしましょう。

看板類のチェック

看板類に傾き、グラつき、汚れや傷がないかをチェックしましょう。料金看板の金額表記は正しいですか?コールセンターの電話番号に間違いはありませんか?コインパーキング運営の書類と照らし合わせながらひとつずつ再確認して下さい。注意約款など文字の多い看板は誤字脱字が発生しやすいので、複数人でチェックをするとよいでしょう。

 

釣銭の準備

一般的な精算機は2,000円、5,000円、10,000円の高額紙幣は使用できません。1,000円札で精算するお客様は多いので釣銭硬貨が必要となります。料金設定が10円、50円単位でなければ、500円と100円の硬貨のみを入れておけばよいでしょう。用意する硬貨ごとの枚数比率は料金設定や台数・集金頻度によって異なります。例えば、700円、1,700円、2,700円・・・、800円、1,800円、2,800円・・・といった料金設定の場合は100円硬貨の減りが激しくなりますので、100円玉を多めに入れておく必要があります。また、10円、50円単位での料金設定の場合は、1日の利用形態をシミュレーションした上で100円、50円、10円玉の比率を設定しましょう。はじめから最適な比率を設定することはむずかしいので、オープン後数カ月間は日々の利用実績や売上額の動向を見ながら、釣銭の総額や硬貨ごとの枚数比率の設定を修正していくとよいでしょう。

 

成功ポイント

・近隣へ挨拶周りをして、その後も時々顔を出すなど、周辺住民、会社などと良好な関係を築いていくこと。

・チラシ配布からメディア登録までさまざまな方法を駆使し、かつ効果的な方法で新規オープンをアピールすること。

・駐車場の最終チェックは複数人で入念に行うこと。

 

何事も最初が肝心です。オープンに先立ち「DO LIST」やスケジュール表を作成し、1日ずつ、1項目ずつを大切に最善を尽くして準備していきましょう。

 

 

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